FUjiYAをはじめた頃に地元農家さんが店に怒鳴り込んできたことがあります。
俺たちの野菜は安全で味もおいしい、何より長年お客さんにも喜んでもらっている。
なのにどうして俺たちが悪者扱いされなければいけないのか。
という内容だったと思います。
その時は突然の話で訳が分からず、怒鳴る農家さんを黙って見ていた私。
その後、その農家さんと会う機会があり、その時のことを冷静に聞いてみました。
何をそんなに怒っていたのかと。すると…
農薬を使っている野菜は身体に悪い。味も栄養価も低い。農家はそんな野菜を作って
心が痛まないのかと消費者に厳しく責められることが何回か続いたらしく、ちょうどその頃オープンした有機野菜を販売しているFUjiYAでそんなこと言ってるんじゃないか?と思い込み、クレームに来たそうです。
とんだとばっちりです(-_-;)
自分が扱っている野菜を売りたいがために、慣行栽培野菜は農薬を使っているから危険と決めつけ、病気になる、ガンになる、不味い、栄養がないなどネガティブな言葉を並べ、農薬使ってる野菜は「毒」で、それを作ってる農家は「悪」だと声高に宣伝している業者がいるとすれば、正しい使い方で農薬を使い、日々真面目に野菜を作っている農家さんにとってはたまったものではありません。
FUjiYAでは有機や無農薬の野菜を販売しています。しかし野菜から摂取する農薬(残留農薬)は必要以上に恐れることはないと考え、逆に有機や無農薬野菜であれば絶対に安心で安全という決めつけはとても危険だと考えています(理由は追い追いブログや店頭で…)
農薬使用の有無や産地、味の美味しい不味いや栽培方法はもちろん大切ですが、野菜を作ってもらっている私たち街の人間としてはまず、1番に農家さんへのリスペクトがないといけないのでは?と強く思った、今でも鮮明に憶えているFUjiYAをはじめた頃の出来事でした。
農薬の有無や生産地、味や栄養価も大切だけれど…
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