ニュースを見てみると、《野菜が高騰で家計に直撃!》、《子供にたっぷり食べさせたいのに…》《野菜高騰!家計は火の車!!》などと散々な書かれて方をしていましたが、本当に野菜の価格が上がれば家計が炎上するのでしょうか?
今日はいつも1番にやり玉にあげられている野菜の価格と家計について調べてみましたφ(.. )
今回参考にさせていただいた総務省統計局の家計調査報告によりますと、平成26年に日本人一人が1年間に使った食料品の金額が328,952円。その内、生鮮野菜に使った金額は23,021円。食料品全体に占める割合を計算すると、たったの6.9%しかないことになります。
えっ、えぇーーーーッ!!年に2万だけなんですかぁ!?(@0@)
ちなみに、お弁当やお惣菜などの調理食品が40,460円(12.2%)
外食が68,473円(20.8%)
そして、いわゆる娯楽に使われる費用が135,857円(41.2%)
生鮮野菜に使うお金の6倍近い金額になっています。
たとえ1年に使う野菜の費用が例え2倍の4万円になったとしても、娯楽費用を調整することで家計は炎上しないと思うのですが、「娯楽費を削るくらいなら食費を削る」「娯楽費は削れないから野菜が高騰すれば家計は火の車だ」というのが一般的な考え方になってきているということでしょうか…
8月のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの来場者が過去最高を記録したというニュースを見ました。スマートフォンへの移行で携帯電話の通信費も5年前とくらべて大幅に増えています。
何を大切にするかでお金の使い方って変わってくると思うのですが、メディアでの野菜の扱いを見ていると今の日本では、身体の基礎をつくる食品への関心や優先順位がとても低いように思えて、今日のようなニュースを見るたびに悲しくなります。
コメントを残す