無農薬自然栽培の野菜を食べれば病は治りますか?

有機栽培のしょうが

収穫間近の仁科さんの生姜畑です

「無農薬やオーガニックの食品を普段から食べてるから病気もなく長生きするでしょうね!」とよく言われる私。でもそんな私は無農薬だから、オーガニックだから病気にならないとは1mmも思っていません。なぜなら、病気やその他の不健康の理由は農薬や食品の問題だけでなく、水や空気、その他の生活習慣など、いろんなコトやモノが重なり影響しあって現在の体調につながっている。ということは、私が言うまでもなく皆さんもよく理解されていると思います。
なのになぜこんな事をよく言われるのかな?と考えてみると、無農薬やオーガニックを扱う業界の、これまでの宣伝の仕方に問題があったのかな…と。

無農薬自然栽培の野菜を食べれば癌は治りますか?という方がいました。ある食品店で野菜を変えると病が治ると言われたそうです。興味があったのでその店のホームページを見てみると、癌がみるみる治るような表現に溢れていました。更に読み進めていくと、何事も信じて実行することが意識へのプログラムとなって病を治すという旨のオチがありました…
・・・・・?
確かに病を治すぞ!という意気込みや強い気持ちは大切でしょう。
それに良い結果への意識の刷り込みも効果があるかもしれません。
ただそれなら〔無農薬〕〔自然栽培〕〔有機栽培〕に限らなくても、減農薬で栽培する〔特別栽培〕でもいいのでは?スーパーが独自で表記している〔イキイキ栽培〕〔健康栽培〕〔ハッピー栽培〕、その他〔◯◯栽培〕など、どんな栽培の野菜でも意識へのプログラムは可能なはず。
もっと言えば、意識へのプログラムが大切って話なら野菜やなくても何でもいいやん!と思うのですが、それはやっぱりそのお店で扱っている希少で特別な野菜やなかったらダメなのでしょうか?
残念ながら今の世界は、空気をはじめ汚染されているものが溢れ、農薬や化学肥料を排除したからそれで病が治るという単純なものでなくなっています。ただ、だからと言って化学的な物質を際限なくノーガードで身体に受け入れるほど私は大胆ではないので、せめて口に入れるものくらいは気を付けようと今のライフスタイルになりました。
《農薬を使っていない野菜が安全で栄養もある》
《農薬を使っている野菜の方が実は安全で栄養価も変わらない》
学者や専門家と呼ばれる方の中でも意見が分かれ、未だ議論が尽くされていないこの問題。
街の自然食品店や八百屋の店員に意見を聞くのも身近にできる1つの方法ですが、商品を売ろうとする宣伝に惑わされずに、最後は自分のココロとカラダにフィットする答えを自分で見つけてほしいなと思っています。
痛いのも、痒いのも、最後は自分なのですから😉

有機栽培のしょうが

大阪 産地直送のオーガニック野菜の店
FUjiYA – 冨士屋(ふじや)

〒558-0004
大阪市住吉区 長居東3丁目 7-5 1F
※大阪メトロ 御堂筋線 長居駅④出口 徒歩5分
E-Mail:info@organic-fujiya.com
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店主が生まれ育った大阪長居の街で、土壌や環境に優しい有機や無農薬などで栽培された野菜を販売しています。地元関西の農家さんを中心に全国から集まる、個性あふれるエネルギッシュな野菜を、収穫したての鮮度でお届けしています。