フードロスについて考えてみた

先日、食品ロス解決に向けた事業を立ち上げたいという学生グループからメールをいただきました。

賞味期限間近の商品や、不揃い野菜など、在庫処分してしまうようなものを回収して、大学生などを対象に安く販売したい。ついては食品ロスとなるものがあれば提供してほしいという内容。

日本の食品ロス量は年間646万トン。

一人当たり年間51kgの食べ物を捨てている計算で、この量は一人当たりの米の年間消費量(約54kg)とほぼ同じと言われています。

食料自給率が低い日本。

世界で8億人以上の人が飢えで苦しんでいる現状を横目に、食料を輸入に頼っているクセに食べきれずその多くを残して捨てている。

金は払ったんだからどうしようが勝手だろ!と言わんばかりの行儀の悪さ。

ホント、みっともない (-_-メ) 

若い人ほどそんな現状を「どうにかしたい」「こなままではダメだ」という気持ちが強いのでしょうね。1ヶ月ほど前にも違う学校の学生さんから同じような問合せがありました。

ただ、処分品を回収して安売りするという方法は、フードロス解消に向けてのアクションとしてはちょっと違うのでは?ということで、前回、今回とお断りしました。

これからも処分品回収の依頼があるかもしれませんので、下に私の考えとして今回のお断りメールを貼っておきます。消費者も、生産者も、皆が納得できる形の持続可能な方法で、フードロス解消できればいいですね(^_−)−☆

——————————————————————-

○○さん、こんにちは。

この度はメッセージをいただき有難うございます。

私も食品ロスについて大変関心を持っています。

「食品ロスに対して自分たちでもできることをしたい」という想い、とても素敵だと思います。

つい先日も○○さんとは違う学校の生徒さんが店に来られて、在庫処分の食材を回収した事業をはじめたいという話を聞かせてくれました。

しかし残念ですが期限切れ間近の食品を仕入れて安価で転売する手法に私は疑問を持っています。

・なぜ廃棄しなければいけないほどの食品がこの国に溢れているのか?

・なぜ農家は愛情を込めて作った野菜を捨てなければいけなくなるのか?

まず、この部分を学生の皆様には考えていただきたいと思います。

消費者の意識の変化なくしてフードロスの根本解決に迫ることはありません。

確かに食品を安価にして転売するというのは目の前の「もったいない」を解決するかもしれません。

しかし安価に食品を手にした者は次なる「もったいない」を求め、その次も。またその次も…

消費者の意識を本来の目的と違う方向に導くようで私は同意できません。

○○さんが思っていたものと違うお返事になるかと思いますが、どうか気を悪くしないでください。

「食品ロスに対して自分たちでもできることをしたい」という想いを大切に、アプローチは違えどこれからもこの問題を考え、そして行動していきたいですね。

大阪 産地直送のオーガニック野菜の店
FUjiYA – 冨士屋(ふじや)

〒558-0004
大阪市住吉区 長居東3丁目 7-5 1F
※大阪メトロ 御堂筋線 長居駅④出口 徒歩5分
E-Mail:info@organic-fujiya.com
ご質問やご相談などはこちらからお問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

thirteen − 4 =

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

店主が生まれ育った大阪長居の街で、土壌や環境に優しい有機や無農薬などで栽培された野菜を販売しています。地元関西の農家さんを中心に全国から集まる、個性あふれるエネルギッシュな野菜を、収穫したての鮮度でお届けしています。