タフで不純で攻撃的なオーガニック
10年ほど前からでしょうか?オーガニックミュージックとか、オーガニックサウンドとか、音楽にもオーガニックというワードが出てくるようになりました。
アコースティックベースで余計な音が入っていない、機械を駆使したデジタルな音処理をしていない、辛辣で攻撃的な歌詞が使われていないなど、人に優しく生音の暖かさや癒しを感じる音や曲がそのように呼ばれるようになりました。邦楽だとハナレグミやつじあやの。洋楽ならジャック・ジョンソンがこのジャンルに入っているようです。
だとすれば、オーガニックなお客さまが多いFUjiYAで、オーガニックの型に入らない先日のBIGBANGが不評だった理由も、なんとなくですが理解できたような気がします。
ただ私は…
生音に近い音で優しさを感じる音だけを、オーガニックと言っているところに、ビミョーな違和感を感じています。優しい、温かさ、純粋…。誰かが作った商業的なオーガニックイメージへの違和感。
じゃあ、私のオーガニックのイメージは?と聞かれると…。
虫にかじられながらサバイバルしているタフな野菜をいつも見ているので、温かさよりも「厳しさ」、優しさより「強さ」や「逞しさ」、土のない無菌環境で育っているけではないので純粋ではなく「不純」。時には毒をもって外敵と戦う攻撃性。型にはまらないアウトローなヤツってところでしょうか。
一般的なイメージとはかなり違いますね(^0^;)
私はブルースやJAZZをよく流しています。それは店にある有機や自然農法で育った無骨で逞しく不揃いだけどエネルギッシュなFUjiYAの野菜にピッタリだと思うから。
強さ、逞しさ、厳しさ、不純、不揃い、攻撃的、エナジー。
FUjiYAが一般的なオーガニックを扱っているお店と少し違うところは、私のこんな想いからきているのかもしれません。
あなたにとってのオーガニック。そしてオーガニック・ソングは何ですか?
またFUjiYAでお聞かせください(^_-)-☆
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