喜寿と温泉と猪鹿蝶

母の喜寿（77歳）のお祝いで、日曜日と昨日お休みをいただき、賢島へ温泉旅行に行ってきました。
乗りものに弱い母と旅行に出かけるのは何年ぶりでしょうか？（30年？？）
移動がしんどいので観光地巡りなどはせず、早々に宿に入り、温泉と食事、あと母の好きな花札を堪能してきました🎴

二十歳を少し過ぎたころ、生意気にも両親には学ぶものはないと私は家を出ました。あれから２５年。今回の旅行で母を見ていると、７７歳には見えない背筋が伸びた綺麗な姿勢、お洒落を忘れていないところ、人との接し方、周囲への気配りなど、いろんな意味で多くの学びがありました。
歳を重ねること。それは誰もが自然に髪が白くなり、視力が落ち、耳が聞こえ辛くなり、肘や膝、腰が痛く歩くスピードが遅くなり、考え方がガンコに保守的になること。それは50歳を前にしている私にも解るようになりました。これから歳を重ねるにつれきっとその傾向は強くなるのでしょうね。
もし私が喜寿まで長生きできたとして、今の母とくらべてたらどうなのかな？自分の足で歩いて旅行なんか行けるかな？頭の固いガンコ爺さんになって周りを困らせてないかな？？と、自分に置き換えて考えてみると、乗り物に弱いのに、足が痛いのに、長時間の移動が必要な旅行に付き合ってくれた母には感謝ばかりで、まだまだ母からは学ばせてもらわないといけない事に改めて気づいた、今回の喜寿記念のお祝い旅行でした。