農水省の資料(2011年)によると、農地面積でみる有機栽培のシェアは、イタリアが8.6%、ドイツが6.1%、イギリスが4.1%と、まだまだオーガニックは少数派だということがよくわかります。これがアジアになると数値がグッと低くなり、韓国の1.0%、食の安全で話題になることが多い中国では0.4%と、西欧諸国から大きく引き離され、気になる日本はと言うと中国の更に下の0.2%…。
ある調査で「宇宙人に誘拐された経験がある」という人を調べると500人に1人いたそうですが、日本の有機野菜は、宇宙人に誘拐されるくらい貴重(特異?)なものみたいですね(^_^;)
アジアの主要国で唯一、有機栽培の面積シェア1%を超過する韓国。
韓国は国策として、有機農業をはじめとする「親環境農業」の推進で、それまで0.5%だった有機農業の面積シェアが、4年で倍増の1.0%を達成しまた。また、有機野菜を買う環境も日本より充実しており、日本のような通信販売やデパ地下の売り場だけでなく、全国へ数十店舗も展開するようなオーガニック専門店や、近所の少し大きなスーパーに足を運べば豊富な種類の中から必要な有機野菜を選ぶことができます。今回写真を撮らせていただいたのは、ORGA(オルガ)というオーガニックの専門店で、韓国で60店舗以上の直営・加盟店を運営されています。
気になる野菜のお値段ですが、写真上段にあるパプリカが1個390円、その右隣のブロッコリーが通常400円をこの日は特価で290円になっていました。チンゲン菜も240円ほどで、日本とくらべて特別安いわけでもなくむしろ高いくらいなのに、売り場を見ていると良く売れていました。
オーガニックをファッションやグルメとして楽しむ時期を終え、高価だけど健康や環境、未来の子供たちのために、日々の食品としてオーガニックが定着し、広がりつつある韓国。
今回は良い勉強をさせていただきましたφ(.. )
日本、韓国、オーガニック
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