1月8日から販売していた野菜に、状態の良くないものがありましたので報告させていただきます。
商品は「北海道産 無肥料・無農薬じゃがいも(男爵)」
こちらは肥料と農薬を使わない、いわゆる自然栽培と呼ばれるジャンルの野菜になります。
この種の野菜は一般的にサイズが小さく、収穫後は農薬を使っている野菜よりもストレスを受けやすい傾向にあり、今回のじゃがいもも、年末から氷点下20℃の日が続いている北海道から大阪に届くまでの運送中に何らかのストレスを受け、コンディションを悪くしたとものと思われます。
FUjiYAでお買い物をされているお客さまには、無農薬栽培や有機栽培に理解のある方が多く、少しくらいの不具合は問題にされない優しい方が多いのでいつもそのようなお客さまに助けられていますが、食べることができなかったり、食べれる部分が少ないような野菜は「不良品」です。店主に言っていただければ交換させていただきますので気軽にお声がけください。
有機栽培、無農薬栽培、自然農法、自然農・・・
これらの野菜は生産の難しさを理由に、日常に使うには相応しくない状態(形がいびつすぎる、小さすぎる、病気)で販売されるケースがあります。中には不良と気づかずに出されるケースもありますが、それを続けていると一部のマニア層を除き、一般の方には使ってもらえなくなります。
逆に、生産の難しい野菜を求めているのに、見た目の美しいものだけを選って買い物をされる消費者がいます。このような消費者が多くなると生産が難しい野菜は更に品薄で貴重になり、こちらも一部の層を除き、広く一般に使われる野菜にはなりません。
スーパーでの買い物に慣れた消費者の中には、見た目の美しさで野菜を判断される方が多く、いつもはオーガニックな野菜を作る難しさ、貴重さを伝え、多少の形のいびつさやサイズの大小があることを理解していただくようお願いしていますが、見た目の悪すぎるもの、食べる部分が少ないものに関しては、「自然栽培だから」「農薬を使ってないから」で終わらすのではなく、その事を生産者に伝え改善していくことが、オーガニック八百屋である私の大切な仕事だと考えています。(嫌がられる事も多いですが…w)
消費者と生産者の考えのギャップを無くし、作り手と買い手がお互いの都合を理解し、少しずつ我慢し合うことで、質の高い野菜が特別なものでなく、日々の食卓の野菜として広く一般に浸透していく事を願います。
【WONDERFUL ORGANIC!】
話が少し逸れましたが…
じゃがいもの中が黒いものがありましたら交換、もしくは返金させていただきます。
その際はお手数ですが店主までお声掛けください。
持ってきていただいた野菜の状態を把握し、生産者にも報告をし、今後のオーガニック野菜の普及に役立てていきたいと思っております。
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