「野菜中心」をやめなさい?!


先日友人から『日本人だからこそ「ご飯」をたべるな』という本を紹介されました。
本の著者は渡辺信幸さんという沖縄でクリニックをしている生活習慣病のドクター。
興味があり調べていると、『「野菜中心」をやめなさい』という、オーガニックな八百屋をしている私や菜食を実践している方には何ともドキッ!とするタイトルの本を出されていたので、私はこちらを購入。
早速、雨が降っているのんびりとしたお客さまの少ない時間を見つけて一気に読んでみました…

著者の主張はこう。
・私たちの身体にとって重要なのは、日々の必須栄養素(タンパク質、脂質)の確保。
・肉や脂を避けた「ヘルシー」で「低カロリー」な日本型の食事ではタンパク質や脂質だけでなく、ビタミンやミネラルも十分に摂れない。
・植物性タンパク質より動物性タンパク質の方が、体内への栄養の吸収が優れている。
・必須栄養素が少ない糖質中心の食生活をしていると、食後に空腹を感じて菓子パンやカップメンなどの間食をとり更なる糖質体質へ。
・糖質→すぐに空腹→糖質→すぐに空腹→糖質 ・・・ そして、メタボ、糖尿病に
・肥満の原因はカロリーの摂りすぎではなく炭水化物(糖質)の摂りすぎであって、「ヘルシー」で「低カロリー」な食事では栄養失調になるだけでダイエットはできない。
・そもそもカロリーとは物質を燃やしたときに発生する熱量のことであって体重の増加や肥満とは何の相関関係もない。
では理想的な栄養を効率良く確保するにはどうすれば良いか?
・毎日、肉(200g)、卵(3個)、チーズ(120g)を食べる
・1口に30回、よく噛んで食べる
・1日3食にこだわらず、空腹を感じた時に食べる
・肉・卵・チーズをきちんと摂っていれば、タンパク質や脂質だけでなく、ビタミン、ミネラルのおおよそをコンプリートできる。
・上記ではほとんどの人は物足りないと思うので肉、卵、チーズを優先的に、次に糖質の少ない野菜を摂るようにする。
・それでも空腹感が収まらない場合は最後に糖質を含むパンやご飯などを食べる。
・肉、卵、チーズは食べたいだけ食べて良い。
本にはデーターや実例も紹介されていましたが、その部分は都合の悪いことは載せてないだろうとサッと流し読みする程度で、本の内容としてはおおよそ上記の内容を詳しく分かりやすく書かれていました。
好きなだけ食べていても肥満にならない健康的な身体を維持できるという今までの常識になかった考え方。
とても新鮮で勉強になりました。
とりあえず頭で理屈は理解できたので、次は知識だけでなく本当にそうなのか自分の身体を使って試してみたいと思います。😉
興味のある方は本をお貸ししますので、店主に「本を貸して!」と声を掛けてください。
野菜を扱う仕事をしているからこそ、野菜万歳!みたいな情報ばかりでなく、反対の意見もしっかりインプットをした上で、お客さまの素晴らしいオーガニックライフに役に立てていただける情報を、これからもお伝えできればと思っております(・∀・)キリッ

大阪 産地直送のオーガニック野菜の店
FUjiYA – 冨士屋(ふじや)

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店主が生まれ育った大阪長居の街で、土壌や環境に優しい有機や無農薬などで栽培された野菜を販売しています。地元関西の農家さんを中心に全国から集まる、個性あふれるエネルギッシュな野菜を、収穫したての鮮度でお届けしています。